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ノロウィルスに特効薬なし!


 今年のノロウィルスの流行は、ちょっと派手だ。

 集団感染が目立ってるもんね。

 

 ところで、ノロウィルスの消毒薬だが、最近流行のアルコール製剤は効果が薄い。

 

ノロウィルスとは?

 ノロウイルスはウイルス性胃腸炎の原因として代表的な小型球形ウイルス。

 ノロウイルスの伝播力・感染力は非常に強く、わずかな摂取(10~100個程度)で感染する。

 乾燥にも非常に強く、二次感染の原因となる。

  潜伏期間は1~2日で、主症状は嘔気、嘔吐、下痢。

 発熱は軽度で、腹痛、頭痛、悪寒、筋痛、咽頭痛、倦怠感などが伴うことがある。

 症状は全般的に軽く、通常、2、3日で軽快する。

 

 老人や幼児、病弱な人では嘔吐・下痢による脱水や窒息、誤嚥性肺炎などにより死亡例も見られる。

 

 

ノロウィルスの感染経路

 基本的には経口による感染が主。

 食中毒事例のうち、約7割は原因食品が特定できていないらしい。

 感染力が強く、乾燥に強いため、接触や飛沫、空気感染による二次感染も容易に起こるといわれている。

 症状が消失した患者がその後1週間程度、長い場合は1ヵ月にわたって便中にウイルスが排泄されることが知られており、二次感染に注意が必要。

 

 

ノロウイルスに特効薬なし!

 現在、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤やワクチンはない。

 通常、対症療法を行う。

 最も重要なのは経口や点滴等による水分補給により、脱水症状を防ぐことである。

 

 

ノロウィルスと消毒薬

*ノロウイルスの消毒効果については、ヒトノロウイルスの消毒効果は技術的に確立していないため、代替ウイルスによる不活化効果をもとに判定されている。
 要するに、ノロウィルスに対する消毒薬の効果は科学的には実証されていない。

 以下は、代替ウィルスに対しての評価。

・アルコール製剤、逆性石鹸は効果が薄い。

・グルタルアルデヒドは有効(においが相当きついです)。

・次亜塩素酸ナトリウム (塩素系のハイターなど)0.5%から0.1%で有効。

・加熱は有効
 食品の中心温度85℃~90℃で90秒以上の加熱を行えば、感染性はなくなるとされています。
 まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(消毒対象物が85℃1分以上になる条件)での加熱が有効。

 

 要するに、ノロウィルス対策は、昔ながらの熱湯消毒が有効ってことらしい。


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 看護婦暦ん十年、元ケアマネ。訪問看護もやりました、ヘルパーステーションも仕切ったさ。看護婦なんかやめたいと思いつついまだにやめられない管理人です。

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