病気・介護と医療費・介護費更新履歴
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胃がんの治療・胃摘出するとどんな副作用がある?
今日は胃がんの手術の副作用について。
胃がんの手術の中でも、胃を摘出した場合の副作用についてちょっとお勉強してみよう。
胃の働きとは?
・口から入った食べ物を蓄える。
・摂取した食物をぜんどう運動によって細かく砕く。
・食物を分泌した胃酸と混ぜて十二指腸に送る。
・胃上部から食欲を増進するグレリンというホルモンを分泌する。
*グレリンは、視床下部を刺激して食欲を増進する。
食欲増進だけでなく、成長促進・エネルギー代謝調節作用や、血圧降下等の循環調節作用を持つ。
胃がんによる胃摘出手術の副作用
・早期ダンピング症候群
⇒嘔吐、下痢、冷や汗、全身倦怠感。
⇒全身のだるさ、冷や汗、頻脈、めまいなどの全身症状と、腹痛、腹鳴(おなかがなること)、下痢、吐き気(け)・嘔吐などの消化器症状。
*消化器症状だけで、全身症状が現われない場合は、ダンピング症候群には含めない。
・後期ダンピング症候群
⇒空腹を感じる時間帯に脱力感(からだに力が入らない)、めまい、冷や汗などの低血糖の症状が現われる。
・グレリンの減少による食欲低下。
・鉄分ビタミンB12の吸収障害による貧血。
・カルシウム吸収障害による骨粗しょう症、骨軟化症。
・すい臓、胆嚢の働きが鈍くなったり、胃で食物を蓄えることができなくなることによる下痢、胆石症。
・逆流性食道炎、食道狭窄。
ひとつの臓器を失うってことは、他の臓器の働きも鈍くするって事なんだな。
胃を摘出した場合でも、単純に胃袋ひとつなくなったってだけでなくて、食道・すい臓・胆嚢・そして脳と全身に影響するということ。
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