介護や看護の仕事を続けるには割り切ることが大事

　介護や看護は「人の役に立ちたい」とか言う気持ちで始める人が多いのかもしれない。

　でも、はっきり言って「人の役に立ちたい」なんて気持ちではまず仕事は続かない。

　学校や職場では「介護（看護）する」ではなく「させていただく」と思いなさい。

　とか言われる。

　これも真に受けると、まず続かない。

　だって、考えてみてよ、めったに感謝の言葉なんか聴けないし（聞いたとしても本心から言ってない場合が多い）、口では「ありがとう」とか言いながら、面会者には介護職員や看護職員の悪口を言いまわることの多いこと多いこと。

　やって当たり前！

　そう思ってる患者・利用者が大多数なんだから。

　それが介護看護の現場だ。

　何かちょっとあれば、クレームがくる。

　職員同士のいさかいも足の引っ張り合いも、チクリもある（まあ、どんな仕事でもあるけどさ）。

　そんな環境でどうやったら「人の役に立ってる」とか「させていただく」なんて気持ちになるっての。

　てか、「させていただく」ってなに？

　ボランティアじゃないっての。

　もちろん、中には、どんな環境でも「人の役に立ってる」「させていただく」っておもえる天使のような人もいるんだろうけど。

　普通の人がそんな風に思えるとは、管理人には思えない！

　介護や看護の仕事にきれいな夢や幻想を持っちゃいけない。

　介護や看護の仕事を続けるには「この資格さえあれば生活できる」「日本中で働ける」そして、なんたって「生活するための仕事」と割り切ることが大切。

　介護や看護の仕事に離職率の多さは「この資格さえあれば生活できる」「日本中で働ける」ってのも理由のひとつだ。

　どこでも雇ってくれる。

　いやな職場ならやめたってぜんぜんOKだ（限度はあるがな・・・。いい職場も現実には存在しないがな。）

　介護ヘルパーの場合、パート採用などが多いが、はじめはパート採用でも現場経験をつんで介護福祉士の資格を取れば99％正社員になれる。

　パートでもレジうちよりは時給が高い。

　ニコニコするのは生活のため。

　この世知辛い世の中で、生活していくためだ。

　そう思っても「ええかげんにせえ！」と思うことが多いんだけど。

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