病気・介護と医療費・介護費更新履歴
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サラセミア・携帯キャリアがボランティア「スマホを救うためには充電を分け与え、命を救うためには血を分け与えてください」
ある国で、スマートフォンのケーブルを無料配布したそうだ。
スマートフォン同士の充電が出来るケーブルだそう。
そして、アプリで周囲に充電可能なスマートフォンを持っている人がいるかどうか検索できる。
問題はその後の話。
そのアプリには「スマホを救うためには充電を分け与え、命を救うためには血を分け与えてください」というメッセージが表示されている。
要するに、献血促進キャンペーンのいったん。
そして、携帯電話ショップには、献血車が待機している。
この、スマートフォンケーブルの献血効果はものすごく高く、献血者数が335%増加したそう。
日本の携帯電話ショップも、一寸はこんなボランティアやったらいいと思うんだけどなあ。
ちなみに、この国、サラセミアを患って生まれてくる子供が多く、定期的な輸血が必要なのだそう。
サラセミアとは？
サラセミア(thalassemia)は、ヘモグロビンを構成するグロビン遺伝子の異状による貧血である。
地中海沿岸に多いので地中海貧血、地中海性貧血とも言う。
グロビン蛋白の異常によって正常な赤血球が作られず貧血になると同時に、異常なヘモグロビンを持つ赤血球は脾臓で次々と破壊される。
ヘモグロビンを構成するポリペプチド鎖にはα鎖とβ鎖があり、どの鎖が生成できないかで分類される。
・αサラセミア : α鎖が生成できない場合。黒色人種に多く見られる。
・βサラセミア : β鎖が生成できない場合。地中海東部の国と東南アジアに多く見られる。
対症療法として輸血を行い、鉄の臓器過剰沈着に対し鉄剤を投与する。
重症例には骨髄移植を行う場合がある。
日本人のサラセミアは、日本人の700～1000人に1人の頻度でみられるといわれている。
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